日本神話で、国産みのイザナギイザナミに黄泉返りの後にイザナギ単独で産んだアマテラスという存在が最高神と思われがちですが、実はそうではありません。
まぁ、少なくとも高天原に於てはアマテラス以上、少なくとも同格の存在がおります。
タカミムスビは、ジンム天皇を導いたヤタガラスを遣わせたものという所で名前が出てきます。まぁ、それぐらいしか一般的には活躍(?)が知られてないのですが。
そして、ウカノミタマという存在を含めてスリートップでしょうか。
ウカノミタマは五穀豊穣の神で、日本の稲荷神社の総元締めという存在になります。
日本で“神の使い”というと“お稲荷さん”になります。おキツネさまですね。狐は当然狼と同じイヌ科の動物です。
狐は、イソップ童話などで狼ほど悪辣ではないものの、ちょっと間抜けな悪者の扱いにされてたりしますね。日本では、まぁ、イヌ科ならば狸がコメディーリリーフの悪者ですか。狸は、外国では殆どというか、まったく触れられてません。
処で、揚げ玉を入れたうどんやソバを“たぬき”と云いますが、
お揚げさんを入れた“きつね”に対して―ではなく、
天ぷらのタネなし=タネぬき→タぬき…というわけです。
衣ばかり厚くてエビが小さくて殆ど尻尾しかない天ぷらでも、タネがあるなら“たぬき”ではないのですな。