扇町 運転代行

『夜伽の国の月光姫』という作品を読みました。
あ。別にお勧めとかではないです。面白くないわけではないのですが、さりとて―。

話は、というかカテゴリーは“勘違い”コメディーという処ですか？ね。
辺境でひっそりと暮らしていた儚げな美少女(八歳)が聖女として大国の、後に“太陽王”と呼ばれることになる王子を支えていく―…というのが、表向きの話。
“勘違い”というように、聖女処かその正体(魂)は欲望にまみれたオッパイ好きのオッサンで、理想の桃源郷の為に邁進するのだけれども、意欲の空回りに持ち前の運の悪さを発揮し、
結果、周囲が考え“過ぎ”て聖女に祭り上げられていくのです。
“勘違い”される要因は、“月光姫”とも称される果敢なげな容姿ですが、
母親(辺土の女王)が自身の娘を“怪物(変態)”と直感し、廃嫡して幽閉した為に満足な教育を受けれなかったので、言葉遣いが稚拙で語彙も少なく、更に生来の無表情で感情を読み取らせ“難い”のと相まって、
まさか、可憐で華奢な美少女(八歳)が腹黒で欲望にまみれた存在とは想われず、周囲の深読みが重なり嵩なって、結果“聖女”の名声が高まってゆくのです。おっぱい。

さて、この話を読んで『ベイブ』を思い出しました。